保冷のススメ

夏はお菓子にとって厳しい季節です。

これから気温、湿度ともに上昇していきます。

冬の寒い時期は少しくらい保冷しなくても大丈夫と思う日もありますが、そんな時期はこの辺りだと1,2月くらいと思っています。

生徒様がお菓子教室後にお菓子を持ち帰られる時、たくさんの保冷剤を入れることがあります。それはお菓子は繊細で温度が少しでも高くなるとクリームが緩んで離水してしまったり、味が悪くなったりすることがあるからなのです。

レッスンでお持ちいただくものに保冷剤の記載がある場合は、ほんの5分と思われても必ず保冷剤をお持ちください。また遠方の方は私が書いている個数より多めにお持ちいただく方が無難です。

私がお世話になっているお菓子の先生は、「生クリームを買いに行く際は必ず保冷バックと保冷剤を持って行ってください」と言われます。最初それを聞いた時は「そんな大げさな」と思いましたが、それだけで生クリームの状態が悪くなり、味も落ちるのだそうです。

私もよく生クリームを買いますが、明らかに状態が悪いものがあります。脂肪分が固まっていることがあるのです。

それは恐らく流通する際に激しく揺れたのではと思います。それと、保存温度が高いのです。

だから、同じメーカーでも状態の良い生クリームを販売している所で購入します。お店により違いがあります。

というわけで、暑い夏が来る前に保冷のススメでした。