今日は、来月の月替わりレッスンのメニューを試作しました。
栗とヘーゼルナッツ、百花蜜を使った焼き菓子「ムワール・オ・マロン」です。イルプルのお菓子にはめずらしく、ふんわりとやわらかいやさしい食感です。ですが、食べるとこれぞイルプルの味がします。栗はスペイン産のものを使用しますが、これがとてもおいしいです。栗のペーストはスペイン産のものを使いたいのですが、ただ今欠品中とのことで今回はフランス産のものを使いました。10月に間に合えばいいのですが。百花蜜も味が濃く少量しか入れないのに良い味を出しています。秋に食べたくなるとっておきの焼き菓子です。
今日は焼き菓子について書きたいと思います。
私が今回作ったようなバター菓子って重いイメージがありませんか。ぎゅっと詰まっていてどっしりと重量も重く、食べごたえ満点。年齢が高くなるほどそういうお菓子に手が伸びにくくなるイメージがあります。
ですが、私がレッスンでお伝えしているバター菓子は全体的に重いものは少ないです。軽やかな食感です。でも、味と香りはとてもしっかりしているのが特徴です。軽やかなのに味、香りがしっかりしているという理由は、製法が違っていたり材料にこだわっているからなんです。
焼き菓子ってサブのイメージですが、違います。それぞれがとてもおいしい主役級のお菓子です。焼き菓子のおいしさにはまってしまいます。
焼き菓子って、混ぜて焼くだけもとても魅力ですが、そうじゃない、手間をかけることでとっておきの焼き菓子が出来上がります。たかが焼き菓子とあなどるなかれ、です!シンプルなお菓子程難しいと感じます。